紅子の部屋

どんなに心が沈むことがあっても、このブログを書くことによってしっかりと前を向けるようになれたらいいな。 作詞作曲歌うたいの二児の母。

息子を成長させてくれた出来事

息子が自閉症スペクトラムの黒に近いグレーゾーンだと診断されたことにより、私達親としては、ある意味考え方に余裕が持てるようになった部分もありますが、当の本人に降りかかってくる問題は増える一方です(*_*;

 

特に彼の所属している野球部では毎月、いや酷い時には毎日のようにトラブルを起こしていましたが、幸い精神が強いというか、あまり堪えていないというか…(これもその特徴の一つなのかもしれませんが)、なんとか三年間、退部することなく最後まで全うする事が出来、先週の夏の大会では大阪府でベスト8という成績を残し、めでたく引退することが出来ました。

 

その最後の試合から帰ってきた日に、心に残るエピソードがあったので、紹介させて頂こうと思います。

 

 


夏の大会一回戦初日の数日前のこと。

 

その日は雨で、息子が帰ろうとした時…
キャプテンを含む部員数名に「練習あるから外周走ってこいや(笑)」と言われたそうです。


雨なので明らかにからかわれてると分かった息子は怒って軽く喧嘩をして帰ってきました。

 

その日は特にそれ以上のトラブルもなく、次の日、、、。

 

実は少し前に万引きで捕まり、レギュラーから外されている息子は、昨日の部員との喧嘩もあり、やる気が無くなった様で、練習をせずに帰ろうとしていたそうです。

 

それをキャプテンやその他部員に当然サボりだと責められ、彼は…


「オマエラみたいな弱いチームが勝てる訳ないやろ!!」


と、とんでもない捨て台詞を吐いて帰ってしまったそうです(>_<)

 

夕方、顧問から電話があり、その一連の出来事を知りました。

 

顧問:「違う部の子が野球部に言うのなら、まだわかりますが、同じ部でこういう言葉が出るというのは…」

 

ご尤もです(T_T)

 

 

私も主人も、どう受け入れたらいいのかが分からず、悩みましたが、筋道を立てて説明したところで、どうせまた理解してもらえないだけ…

 

一応本人になぜそんなことを言ったのか、とりあえず理由を聞いて、その時は終わりました。

 

そんなこんながありながら迎えた夏の大会。


息子のチームは、二回戦三回戦と勝ち進み、私達は息子が出ないことは分かっていましたが、(本心ではもしかしたら今回は出れるかもしれないという僅かな期待を胸に)応援に行きました。

 

夏休み前から、友達と計画を立てていた大好きな釣りに行く日も、想定外の試合が立て続けに入ることになりw、本人は「もー休んで釣りに行く!!」と暴れた時もありました…(T_T)情けない…

 

 

そして、ベスト8での試合。
場所は万博。
(なぜか息子は応援団長w)

 

正直、私達もここまで勝ち進むとは思っていなかったので、ここまで来たらみんな頑張れー!応援団長もガンバレ-!という気持ちでした(^-^)

 

しかし結果は2-3で負けてしまい、選手達は号泣したそうです。

 

 

息子は、帰ってきてから私にこう言いました。

 

「みんなめっちゃ泣いてたわ…

キャプテンなんて、帰りまでずっと泣いてたわ…

なんでかわからへんねんけど、オレも鼻と目から水が出てきて止まらへんかってん…

 

『オレ、あんなこと言わんかったら良かった

。。。』」

 


これは、彼の心の底から出てきた言葉でした。


私は、この言葉だけで、この子が野球部を三年間続けた大きな大きな意味があったと、息子を抱きしめました。

 

いつもトラブルメーカーで、みんなに迷惑ばかりかけて、試合に出ることとか、一生懸命がんばることは出来なかった息子だけど、こんな気持ちにさせてくれた部員と過ごせたことは、彼にとっては掛け替えのないものになったと思います。

 

何事も、体験からしか得ることの出来ない彼にとって、本当に素晴らしい経験をさせてもらえたと、私は顧問の先生に、このことをお伝えしようと思っています。

 

↓一度だけ出場させてもらえました
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